ディスレクシア(発達性読み書き障害)とは、読み書きに困難が生じる状態のことです。56本の論文をまとめた研究では、小学生の 7.10% という割合が報告されています。
読み書きに困難のある人に向けて、本を表示する側で何ができるのでしょうか。よく挙がる方法は、書体の変更、1行の短縮、色つきシートの使用の3つです。
「どれも同じくらい効果があるのだろう」と考える方もいるでしょう。
ただし、一次資料をあたると、3つの根拠の強さはまるで違いました。
本記事では、日本語の読者に見られるディスレクシアの割合について解説した上で、書体・字間・行の長さ・色・リーディングルーラーそれぞれの研究と、yodaka がそれらを画面にどう反映したのかを紹介します。
日本語の読者にもディスレクシアは同じ割合で見られる
本章では、日本語の読者に見られるディスレクシアの割合について、以下の項目を解説します。
- 漢字でつまずく子はひらがなの30倍いる
- 56本の論文をまとめた7.10%という割合
- 15〜20%という数字は数えている範囲が違う
- 速く読めない子はこの数の外にいる
- 文部科学省の調査では3.5%が著しい困難を示す
以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。
漢字でつまずく子はひらがなの30倍いる
宇野彰らは2009年に、日本の小学2〜6年生 495名へ、ひらがな・カタカナ・漢字の単語を声に出して読ませ、紙に書き取らせています1。
同じ学年の平均を大きく下回った子の割合は、文字の種類でまるで違いました。
結果は以下のとおりです。
| 文字種 | 読字 | 書字 |
|---|---|---|
| ひらがな | 0.2% | 1.6% |
| カタカナ | 1.4% | 3.8% |
| 漢字 | 6.9% | 6.0% |
同じ子どもたちを測って、ひらがなの読みが 0.2%、漢字の読みが 6.9% です。両者には30倍以上の差があります。
「大きく下回った」の線は、成績の散らばり具合を一目盛りとして、平均から1.5目盛りぶん下に引いてあります。成績が釣鐘の形に散らばるなら、どの文字種でもこの線の下に7%ほどが来る計算です。
漢字の 6.9% は、その計算とほぼ同じ値になっています。ひらがなは、ほとんどの子が取りこぼしなく読めるため、0.2% で止まっています。
仮名と漢字ではつまずく場所が異なる
仮名は1字が1音にほぼ対応するため、読者は字を音に変えるところでつまずきにくくなります。
一方、漢字は字と音の対応が決まっていないため、読者は字の形や部品の識別と記憶に負担が掛かります。
英語圏では、ディスレクシアは字を音に変えるところの困難として語られてきました。日本語では、読者の音の扱いが弱いか形の見分けが弱いかで、つまずく文字が変わります。
56本の論文をまとめた7.10%という割合
ひらがなの 0.2% を英語圏の 10〜12% と並べて、日本語は書き方が規則的だからディスレクシアが少ない、とよく言われます。
この理解は正しくありません。
Yang らは2022年に、1950年代から2021年6月までに出た 56本の論文・58の研究を集めて、結果をひとつに束ねて計算し直しています2。小学生のディスレクシアはまとめて 7.10%、見積もりの幅は 6.27〜7.97% でした。
仮名やアルファベットのように音を表す文字と、漢字のように意味を表す文字とのあいだに、差は出ていません。
宇野らの漢字 6.9% は、この 6.97% とほとんど重なります。
つまり、読者が使う文字の種類が違っても、割合はあまり変わりません。
日本語のうち仮名だけを取り出すと、割合が低く見えます。
15〜20%という数字は数えている範囲が違う
国際ディスレクシア協会が挙げる 15〜20% という数字も、よく引用されます。
こちらは読み書きと話し言葉に関わる学習障害をまとめた割合なので、7.10% とは数えている範囲が違います。書き手が2つの数字を並べて引用する場合は、どちらの数字かを書き添えましょう。
速く読めない子はこの数の外にいる
宇野らの数字には、発達性ディスレクシア研究会のファクトシートがただし書きを付けています3。
この研究では、読字の正確性のみを指標に用いており、読字の速度が著しく遅い読字障害も含めると実際の発達性ディスレクシアの出現頻度はさらに増えると予想されます
正確には読めるが遅い、という読者は、0.2% にも 6.9% にも入っていません。
文部科学省の調査では3.5%が著しい困難を示す
調べ方を変えると、桁がひとつ上がります。
文部科学省が令和4年に実施した調査では、通常学級に在籍する小中学生の 3.5%(見積もりの幅は 3.2〜3.7%)が「読む」または「書く」に著しい困難を示すとされました4。小中学生は約912万人なので、掛けるとおよそ32万人です。
ただし、この数字は学級担任等の回答による推計であって、医師の診断ではありません。文部科学省自身が、発達障害のある児童生徒の割合を示すものではないと注記しています。
同じ調査で、学習面または行動面に著しい困難を示すとされた児童生徒の 70.6% が、校内委員会では特別な教育的支援が必要と判断されていませんでした。高校では 79.0% になります。
読むのが苦手で、なかなか読み進められない人は、診断名のある人の外側にもいます。表示を変えられる機能が役に立つかどうかは、読者の診断の有無とは関係がありません。
書体を変えると読み心地は変わるが、速度は変わらない
本章では、書体についての研究を解説します。
測って数えられる指標では12項目中2項目しか差が出ない
朱心茹・高田裕美・影浦峡は2020年に、UD デジタル教科書体の付属欧文を含む5書体で、ディスレクシアのある読者16名とない読者19名の音読を測っています5。モリサワとの共同研究です。
この論文は、差の有無だけでなく、差の大きさまで数字で示しています。
著者自身がその理由として、書体の研究には差の大きさが書かれていないものが多く、あとから複数の研究を突き合わせられない点を挙げています。
結果は項目によって分かれました。声に出して読んだ時間、読み間違いの数、自分で言い直した数といった、測って数えられる指標では、12項目のうち書体で差の出たものが2項目しかありません。
その2つも、差は小さいものでした。
本人の感じ方でははっきり差が付く
本人の答えのほうには、差が出ました。
読みやすいと感じたか、読みにくいと感じたかを聞いた項目では、どれもはっきり差が付きました。偶然でこうなる見込みは1%を切ります。
差の大きさも 0.66〜0.80 あって、0.5 を超えれば大きいとされる目安をどれも上回りました。
同じ論文が引用する先行研究(谷ら2016、奥村ら2018)も、測った数値では差を見つけられず、本人の感じ方でだけ差を報告しています。
字間を2.5pt広げると読み間違いが半分に減る
本章で挙げる研究だけは、その場で成績が変わります。
読者に訓練も、慣れる時間も要りません。
Zorziらは8〜14歳のディスレクシア児74名を測った
Zorzi らは2012年に PNAS で、8〜14歳のディスレクシア児 74名(イタリア34名・フランス40名)を測っています6。
14pt の Times-Roman で組んだ文章の字間を 2.5pt 広げただけで、子どもたちの読みが変わりました。
読みにつまずいていない子どもには出なかった効果
比べるために用意した、読みにつまずいていない年少の子ども(読みの力と IQ を揃えてあります)には、同じ変化が出ていません。
研究者は、込み合いに弱い読者にだけ字間の効果を認めています。
実際、字を1文字ずつ見分けるのが苦手な子ほど、字間を広げたときの伸びが大きくなりました。
研究者は全体の見た目を保つために、字間と合わせて語間と行間も比例して広げています。
そのため、読みを変えた要因が字間だけなのかは、この研究から分けられません。
1行を短くすると読み手によって結果が変わる
本章では、行の長さについての研究を、以下の項目に分けて解説します。
- Schneps らは紙と小型端末を比べた
- 日本語の研究とWCAGの基準は40字以下を挙げている
- 語数を日本語の字数へ直接換算はできない
Schneps らは紙と小型端末を比べた
Schneps らは2013年に、ディスレクシアのある高校生103名で、紙(1行 13.94語)と小型端末(1行 3.40語)を比べました7。全体を平均すると、差は出ません。
一方、研究者が読み手を苦手の種類で分けると、差が現れます。一度に目で捉えられる字の数が少ない子は、小型端末のほうで内容の理解が良くなりました。字を音に変えるのが苦手な子は、読む速さが上がっています。
著者は、理解と速さを変えた要因として、端末の種類ではなく1行に載る語数を挙げています。
日本語の研究とWCAGの基準は40字以下を挙げている
日本語では、小林らが2016年に縦スクロールのリーダーで測って、1行 20〜29字が最適という結果を報告しています8。
WCAG 2.2 の達成基準 1.4.8(AAA)も、CJK では1行40字以下・行間1.5以上・両端揃えをしない、を挙げています9。
語数を日本語の字数へ直接換算はできない
ただし、Schneps の単位は語数なので、書き手が日本語の字数へ直接換算できません。
1行に載る情報量を減らすという方向は採れますが、具体的な値はこの研究から決まりません。
色つきのシートには根拠がない
色の透明シートを紙に重ねると読みやすくなる、という説があります(Meares–Irlen 症候群、visual stress)。日本でも色つきの定規が売られています。
ただし、質の高い研究ほど、効果を認めていません。
Griffiths らは51件の研究を点検して支持できないと結論した
Griffiths らは2016年に、51件の研究・54組のデータを集め、医学で使われる Cochrane の手順に沿って1件ずつ質を点検しました10。
著者らは、読みの困難への色つきのレンズやシートの使用は支持できない、と結論しています。診療の場で読みが良くなったという報告は、良くなるという期待、繰り返しによる慣れ、見られていることによる成績の上昇で説明がつく、としています。
Ritchie らの試験でも差は出なかった
Ritchie らが2011年に Pediatrics で行った試験も、同じ方向を向いています11。
研究者は、読みに困難のある 7〜12歳 61名を Irlen の診断者に診せ、77% が「色つきシートが要る」と判定されました。
ところが、その子に処方された色、別の色、シート無しの3つを比べると、読む速さにも総合の成績にも差が出ていません。
肯定的なレビューもありますが、書いた人が製品の開発や販売に関わっています。また、どの色のシートを渡されたかは本人に見えるため、研究者は本人と実験者の両方に条件を伏せて比べる方法を使えません。
色とは別にある覆いの理屈
覆いの効果については、色とは別の説明があります。
Wilkins と Lewis は1999年に、上下の行を隠すと字がはっきり見えるようになることを示しました12。並んだ行が縞模様として知覚され、読者の視認を妨げるという説明です。
窓を開けた覆い(タイポスコープ)の根拠はここにあります。色は関係しません。
リーディングルーラーはいちばん好まれた種類がいちばん遅い
読んでいる行に帯を敷いたり、まわりを薄くしたりする道具があります。Apple Books のライン・ガイドや Kindle のリーディングルーラーが、これにあたります。
Niklaus らは177名に4つの種類を全部試させた
まとまった規模で比べた実験は1つしかありません。Niklaus らは CHI 2023 で、177名(ディスレクシアあり91名・なし86名)に4つの種類を全部試させて、同じ人の中で見比べています13。
結果は以下のとおりです。
| 種類 | 速度(ディスレクシアあり) | 好み |
|---|---|---|
| 帯(薄いグレーを1行に敷く) | +19 WPM | 2位 |
| シェード(読んだ側を覆う) | +16 WPM | 4位 |
| 下線 | +12 WPM | 3位 |
| 薄め(まわりを薄くする) | 差なし | 1位 |
表のとおり、いちばん好まれた種類が、いちばん遅い種類でした。自分の好きな種類で最速だった人は 29.4%(52/177)しかいません。
なお、Apple Books は、この最も好まれて最も遅い種類を採っています。
ルーラーを敷いても内容の理解は変わらない
この実験からは、ほかに3つのことが読めます。
- **理解は変わらない。**ルーラーを敷いても、ディスレクシアのある参加者の内容の理解は変わりませんでした。
- **ディスレクシアのない参加者では何も動かない。**速さと理解のどちらも動いていません。
- **速くなった種類でも差は小さい。**差の大きさはどれも小さいものでした。
著者らは色を使わなかった
著者らは色を使っていません。どの色が読者に良いか、定まった知見がないからです。
事前の聞き取りではぼかしが提案されて、却下されました。読者が行を見失ったとき、ぼけた字は探す手がかりになりません。
参加者は黒とグレーを好み、蛍光色は毎日使うには明るすぎると答えています。
英文のデスクトップ環境という実験条件
実験の条件は、16px の英文、白地に黒、行間1.5、字間0でした。研究者はデスクトップのブラウザを使い、ルーラーはマウスについて動きます。
参加者はネットで募った成人でした。ディスレクシアかどうかは本人の申告と簡単な判定によっていて、医師の診断ではありません。
日本語で近い形を測った研究では差が出ていない
日本語で近い形を測った研究は1つあり、差は出ていません。
眞茅ふみのと小野史典は2023年に、大学生18名で3つの条件を比べています14。条件は、3〜4行ずつ表示する、上下2行を隠す、ページ全体を表示するの3つです。
著者らは、理解と速度と本人の感じ方のどれにも差を認めていません。ただし、対象は読みにつまずいていない大学生18名なので、この研究は日本語のルーラーに意味がないという証明にはなりません。
なお、縦組みで、タッチで操作するルーラーを日本語で測った研究は、探した範囲では見つかりませんでした。
yodakaの表示設定
yodaka がここまでの研究を実際の画面に反映すると、以下のようになります。


本章では、yodaka が設定をどう決めたのかを以下の項目に分けて解説します。
- yodaka は初期値を1つに決めなかった
- 字間を上げると両端揃えが崩れる
- yodaka は1行の字数を決められるようにした
- yodaka はルーラーを既定で切にした
yodakaは初期値を1つに決めなかった
yodaka は、初期値を標準的な値に置いて、動かせる幅のほうを広く取りました。理由は2つあります。
Schneps は、全体を平均しても差を見つけられず、読み手を苦手の種類で分けてはじめて差を報告しています。一度に目で捉えられる字の数が少ない子と、字を音に変えるのが苦手な子とでは、良くなる項目が違いました。
発達性ディスレクシア研究会のファクトシートも、日本語話者がつまずく背景として、音の扱い、形の見分け、読みの自動化、語彙の量を並べています。
つまずく原因が複数あるため、効果のある設定も1つには決まりません。
字間を上げると両端揃えが崩れる
yodaka の字間は 0 から 0.24em まで動かせます。初期値は 0 にしてあります。
ここに実装上の落とし穴がありました。字間は行の最後の文字の後ろにも空きを足すため、両端揃えのまま字間を上げると行末が揃わなくなります。
yodaka は本文を両端揃えで組んでいるため、字間を 0 より大きくしたときは自動で頭揃えに切り替えるようにしました。
結果として、この挙動は WCAG 2.2 の 1.4.8 が挙げている「両端揃えにしない」にも重なります。
yodakaは1行の字数を決められるようにした
yodaka では、1行に載せる全角の字数を 8 字から 28 字まで指定できます。初期値は「決めない」で、画面の幅いっぱいに組みます。
これは Schneps を読んで後から足した設定です。yodaka にはもともと節送り(1画面に1節だけ表示する読み方)があり、これは画面あたりの行数を減らしていました。
ところが Schneps が変えた条件は1行の長さのほうで、行数とは別のものです。yodaka は行数を減らしても、1行は長いままでした。
なお、小林らの 20〜29字と、WCAG の40字以下は、どちらもこの範囲に収まります。
yodakaはルーラーを既定で切にした
リーディングルーラーは、初期状態では表示されません。CHI 2023 で、ディスレクシアのない読者には速さの伸びが出ていないからです。
読者が入にしたときの形は帯にしました。実験でいちばん速かった種類であり、本文を1文字も覆いません。
Apple Books と同じ「まわりを薄くする」形も選べますが、yodaka はこれを初期値にしていません。最も好まれて最も遅かった種類だからです。
ぼかしも用意はしましたが、yodaka はこれも初期値から外してあります。ぼかしは、研究の事前の聞き取りで、見失ったときに戻れないという理由から却下された形です。
ルーラーは縦組みでも出ます。行が右から左へ並ぶため、帯は縦のカプセルになって左へ進みます。調べた範囲では、縦組みのリーディングルーラーを実装したデジタルの製品は他にありません。
色は13色から選べます。
yodakaが「効果がある」と言わない理由
yodaka は医療機器ではありませんし、訓練プログラムでもありません。yodaka は、ディスレクシアが改善するとも、読字障害に効果があるとも言いません。
短い行が読みを助けるという研究があるので、yodaka は1行の字数を変えられるようにしました。yodaka が根拠をもって書ける範囲はここまでで、「読めるようになります」とは書いていません。
アプリの説明も言えるところで止めている
リーディングルーラーの説明も、yodaka はアプリの中では「行を見失いにくくなります」で止めてあります。
読者が行を乗り換えるときの目の迷いは、眼球の動きを追った研究で数値化されています。ただし、その迷いを減らせば速く読めるようになる、と示した研究はいまのところありません。
yodaka が色を選べるようにしてあるのも、好みと目の疲れの話であって、読みが良くなるからではありません。
この記事の数字も確度がそろっていない
この記事に挙げた数字は、確度がそろっていません。内訳は以下のとおりです。
- 原著か公表資料を直接読んだもの……Zorzi、Niklaus、Yang、宇野、Griffiths、WCAG
- 書誌は確認したが本文は二次資料を経由したもの……小林、Wilkins & Lewis、Ritchie、眞茅と小野
数字が変わったら、yodaka はこの記事を書き直します。
まとめ
日本語の読者にも、ディスレクシアは英語圏と同じ割合で見られます。56本の論文をまとめた割合は 7.10% で、音を表す文字と意味を表す文字とのあいだに差はありません。
本を表示する側でできる対応は、根拠の強さがまるで違います。字間の拡大には、その場で読み間違いが半分に減るという研究があります。
一方、色つきのシートには、質の高い研究ほど効果を認めないという結果が並びます。
書体は、読者が読みやすいと感じるかを大きく変えますが、測った速度や読み間違いの数にはあまり出ません。リーディングルーラーは、いちばん好まれた種類がいちばん遅い種類でした。
そのため yodaka は、初期値を1つに決めず、動かせる幅を広く取りました。読者は、自分に合う設定をプレビューを見ながら選べます。
この記事が、読み書きの困難と表示の関係についての理解を深める一助になれば幸いです。
Footnotes
-
Uno, A., Wydell, T. N., Haruhara, N., Kaneko, M., & Shinya, N. (2009). Relationship between reading/writing skills and cognitive abilities among Japanese primary-school children: normal readers versus poor readers (dyslexics). Reading and Writing, 22, 755–789. 対象は小学2〜6年生 495名、判定の線は平均から標準偏差1.5個ぶん下です。 ↩
-
Yang, L., et al. (2022). Prevalence of Developmental Dyslexia in Primary School Children: A Systematic Review and Meta-Analysis. Brain Sciences, 12(2), 240. doi:10.3390/brainsci12020240 ↩
-
発達性ディスレクシア研究会「ディスレクシアを理解するために」(平成26年4月1日発行) ↩
-
文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果」(令和4年12月13日公表)。標本 88,516人・回答 74,919人。学級担任等の回答による推計であって、医師の診断ではありません。 ↩
-
朱心茹・高田裕美・影浦峡(2020)「教科書体付属欧文の読みやすさに関する実証研究 — 発達性ディスレクシアを持つ読者を対象として」『デザイン学研究』66(3)。モリサワから評価用書体の提供を受けた共同研究です。 ↩
-
Zorzi, M., Barbiero, C., Facoetti, A., Lonciari, I., Carrozzi, M., Montico, M., Bravar, L., George, F., Pech-Georgel, C., & Ziegler, J. C. (2012). Extra-large letter spacing improves reading in dyslexia. PNAS, 109(28), 11455–11459. doi:10.1073/pnas.1205566109 ↩
-
Schneps, M. H., Thomson, J. M., Chen, C., Sonnert, G., & Pomplun, M. (2013). E-readers are more effective than paper for some with dyslexia. PLoS ONE, 8(9), e75634. 参加者は男64名・女39名、言葉を使わない検査でみた知能は正常の範囲、平均3.84年の集中的な指導を受けています。著者自身が、一般の集団へ広げては読めないと書いています。 ↩
-
小林ら(2016)。DNP「読書アシスト」の背景となる実験。日本語の縦スクロールのリーダーで1行 20〜29字を最適とし、文節で折ると全行長で読み速度が上がることを報告しています。書誌は確認しましたが本文は未読です。 ↩
-
W3C, Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2, 達成基準 1.4.8 Visual Presentation(レベル AAA)。「1行は80字以下(CJK は40字)」「行間は1.5以上」「両端揃えにしない」。 ↩
-
Griffiths, P. G., Taylor, R. H., Henderson, L. M., & Barrett, B. T. (2016). The effect of coloured overlays and lenses on reading: a systematic review of the literature. Ophthalmic and Physiological Optics, 36(5), 519–544. doi:10.1111/opo.12316 ↩
-
Ritchie, S. J., et al. (2011). Pediatrics, 128(4). 読みに困難のある 7〜12歳 61名を対象に、Irlen の色つきオーバーレイの効果を検証した試験です。書誌は確認しましたが本文は未読です。 ↩
-
Wilkins, A. J., & Lewis, E. (1999). 上下の行を隠すと字がはっきり見えるようになることを報告した研究です。書誌は確認しましたが本文は未読です。 ↩
-
Niklaus, A. G., Cai, T., Bylinskii, Z., & Wallace, S. (2023). Digital Reading Rulers: Evaluating Inclusively Designed Rulers for Readers With Dyslexia and Without. CHI ’23. doi:10.1145/3544548.3581367 ↩
-
眞茅ふみの・小野史典(2023、山口大学)。大学生18名を対象に、3〜4行ずつの提示・上下2行のマスク・ページ全体の3条件を比較した実験です。書誌は確認しましたが本文は未読です。 ↩
